こちらの記事の続きです!
牧歌とは、「現実逃避願望から生まれた理想的なスローライフの妄想を詰め込んだ曲」
という勝手な解釈を得て、ブルクミュラーの「牧歌」を聴いてみた&弾いてみた感想を書いていきます!
「牧歌 (Pastorale)」を聴いてみた感想
- ト長調の明るい響き。
- テンポは「Andantino」でゆっくりめ。
- ホウキでも持って作業をしつつ、歌いながら踊っている人の姿が目に浮かぶ。
- 15-16小節で少し雲行きが怪しくなるんですけど、そういう緊張感のある場面はほんの一瞬。
- すぐに問題は解決して、また明るい曲調に戻る。
良いですね~!「理想の生活」感が出てますね~!
個人的には、22小節から23小節に移る時の、左手の伴奏が3音から4音になる所が好きです。クライマックス感があって良い。
弾き方は、そうだなー、全体的に軽~く、ふわふわ~と弾きたい。
だって現実逃避の妄想だし!!
地に足が付いた感じよりも、浮き足立ってて詰めが甘い感じ。そんなイメージでいこう!
「牧歌 (Pastorale)」を弾いてみた感想
で、実際に、分散していない和音を「軽~く、ふわふわ~と」弾こうとすると……。
- どれかの音が抜ける
- 3音(4音)のタイミングがズレる
- 音抜けせず、タイミングを合わせようとすると→音がずっしりと重くなる
まあ、なんと難しいことでしょう!!!
指が緊張して固まっていて……。
まったく現実から逃避できていない音になってしまうではありませんか……。
音抜けしないように、音がバラバラにならないように、それでいて、軽やかに。
うーん、「軽く弾く」って高等技術なんだな~。
私は今ブルクミュラーの5番まで練習をしているんですけども、そのうち1番・2番・3番・5番の左手が分散してない和音メインなので、これを機に基本的な和音の押さえ方をしっかり練習しておこうと思います!
そして私も何かで現実逃避がしたい(急にw)