練習曲でテクニックを磨きたいとか、初見の練習もしたいとか、楽典の勉強もしなきゃとか、やりたいことが多すぎてごちゃごちゃしてきたので、こちらの本を参考に練習内容をいくつかの「領域」に分けて整理してみることにしました。
成功する音楽家の新習慣 練習・本番・身体の戦略的ガイド
なんか日本語のタイトルがチャラいw
原題は「The Musician’s Way」で、「武士道」みたいな感じの「音楽家道」を説いています。
音楽家としての心得、守るべき教え、そういうことが色々な角度からまとめられている真面目な本ですよ!
練習の5つの領域
で、その中に音楽家がバランスよく練習すべき5つの領域があるという記述があります。その5つとは、
レパートリーに関する練習・3領域
- 新曲(曲の全体像をつかむ、セクションごとに練習、遅めのテンポで)
- 完成度を高める曲(曲の解釈を深める、テンポを上げる、暗譜する)
- 発表用の曲(解釈やテクニックの見直し、本番の練習)
スキルアップのための練習・2領域
- テクニック(スケール、アルペジオ、練習曲など)
- 音楽的能力(初見や作曲・即興、理論、鑑賞、勉強など)
この本は全体的に音大レベルの生徒を想定して書かれていると思うので、私のような初心者には当てはまらないことも多々あります。
それでも、「練習にはいくつかの領域があり、その全てをバランス良くやっていかないと上達は望めない」というのはどのレベルにも言えることですよね、きっと。
私の現在地
で、私はというと……。
- 最初からしばらくはバイエルで「新曲」をやって(バイエル自体が教本なので「新曲」と言っていいものかどうか分かりませんが)、
- それを復習して「完成度を高める曲」にして(テンポを上げたり、暗譜したり)、
- 最近はスケールをやって「テクニック」を磨いて、
- 初見が出来なさすぎるから練習する!!って「音楽的能力」の1つを上げようとしているところ。
今の私に足りていない曲は?
ええと、まず、「発表用の曲」が無いですね。
まあ……私自身に「発表をする」つもりがないから当然と言えば当然だけれども、「実際に発表するつもりで解釈もテクニックも仕上げる」みたいな練習はやっぱり必要なのかしら?
あと、バイエルが終わってしまったので、今は「新曲」も「完成度を高める曲」も無い状態……。
うーん、結構足りてない!!
今後の大まかな練習予定
「しばらくはスケール・アルペジオの練習と、初見練習 兼 基礎固めの簡単な曲をやることに専念しようと思っていたけれど、もう少し難易度の高い曲にも挑戦していった方が良いのかも?」
と色々考えた結果、ひとまずこんな感じでやっていこうと思います。
新曲
……バイエル修了~ブルクミュラー前半程度の曲をやってみる
完成度を高める曲
……「新曲」でやった曲を復習しながら完成度を高める
発表用の曲
……完成度が高まった曲の中で気に入った曲をさらに仕上げる
テクニック
……スケール&アルペジオ、指の独立を鍛える練習、短い練習曲
音楽的能力
……初見練習(初見練習用のテキスト、もしくはバイエル初級~中級程度の曲)
……楽典の勉強、色々なピアノ曲の演奏を聴いてみる
うん。
よし、今日はここまで!
ここを起点として、これからもっと具体的に詰めていこうと思います!
今日の参考図書
今回 参考にした本はこちらです↓
電子書籍・Kindleのサンプル部分だけでも、練習についての基本が書かれている「第1章」が全部読めますので、興味が湧いた方はぜひ♪