やっと、「ヤマハピアノライブラリー 初歩のピアノ練習曲集(1)」を弾いてみた感想のラストです!
ヤマハピアノライブラリー 初歩のピアノ練習曲集1
ちなみに、今までの感想はこちらから
では、41番から50番の感想を書いていきますね!
41番 ニ長調の分散和音奏とアーティキュレーション/ツェルニー「5つの音による24の練習曲」op777より
バイエルっぽい曲で、弾きやすい!
スタッカートもこれくらいなら問題なし♪
42番 左手のメロディー奏と右手の和音伴奏/グルリット「旋律的な小練習曲集」op.187より
左手と右手で「ズンチャッチャ」を弾く曲。
うん、これも大丈夫!
43番 左手の跳躍と左右別々の動き/ヴォールファールト「ピアノ入門音楽のABC」より
えええ??リズムが難しい~~!!!
というのも、こういうのが続くんですけど……↓

図解するとこんな感じ↓かな?

右手の最初の音(付点4分音符)は2拍目の途中まで伸ばさなきゃいけないのに1拍で終わらせてしまったり。
それをしっかり弾くと、今度はその右手の最初の音につられて、
2拍目の最後まで弾かなきゃいけない左手の2音目(4分音符)を途中で切ってしまったり。
右手だけ、左手だけなら問題なく弾けるものの、両手で合わせるなかなか弾けない!!
このリズムのコツをつかむまで、結構かかりました。。。
44番 バスとメロディーの動きをあわせたレガート奏/ツェルニー「こどものための練習曲」より
これは弾きやすい!バイエルっぽくて馴染みもあるし……。
やっぱりツェルニーってバイエルと系統が似てる?
45番 アウフタクト、前打音と重音/ツェルニー「100 レクリエーション」より
これも弾きやすい!
ただ、左手を「ドミソ」を弾くときの指づかいが「4, 2, 1」なのが慣れない……。
でも、後で1オクターブ下の「ソ」から始まる「ソシファ」を弾くためだっていうのは分かるから、練習はする!
46番 アーティキュレーションと小さな転調/ケーラー「やさしい練習曲」op.190より
スタッカートに対する耐性が弱い私にとって、
「スタッカートで同じ音を弾きながら、手を移動していく」というのがちょっぴりキャパオーバー(苦笑)
でも、明るい雰囲気のところでスタッカートがくるので、弾くのは楽しかった!
47番 スケール、トリル、重音/ケーラー「ピアノ教則本」op.300より
私の苦手な重音きた~~!
「重音+重音+重音」とか、
「単音+重音+重音」とか、
「単音+重音+三和音」とか、
色々なパターンが出てくるんですが、私が一番苦戦したのは左手で「重音+単音+重音」のパターンです。
「ソシ(5, 3)」+「レ(1)」+「ソシ(5, 3)」とか、
「ラド(4, 2)」+「レ(1)」+「ラド(4, 2)」とか。
左手の小指と中指のシンクロ率が低い感じ。
このパターン、もっと練習しないと!
48番 3連符の分散和音奏/シュピンドラー
ニ長調(#2つ)の曲。
前半の分散和音は分かりやすくて弾きやすい!
後半の重音も、これくらいなら大丈夫かな……。
49番 イ長調の分散和音とアクセント、スラー/ル・クーペ「ピアノの練習ABC」より
イ長調(#3つ)の曲。
「ル・クーペ」って聞いたことあるー!
バイエルの後にやるようなテキストだと思っていたけど、中にはこれくらい(バイエル中級くらい)の曲もあるんですね!!
「#」が多くなって弾き間違えるところが多かったかな。
でもメロディは綺麗だし、リズムも分かりやすい。結構好き!
50番 半音階を含んだスケール/ライネッケ
半音階……!?
バイエルの105番、106番でずいぶん苦労した半音階がこんなところに出てくるとは予想外だった。
105・106番よりはだいぶ簡単だけど、相変わらず弾きにくい~!!
「この音に臨時記号つけちゃうの??」って思う箇所が多くて、なかなか曲を覚えられず。
あと、その半音階に気を取られていると、左手にたくさんある休符を無視してしまいがち。難しいー!
ヤマハピアノライブラリー 初歩のピアノ練習曲集(1) 全曲を弾いてみた感想
ツェルニーとか、グルリットとか、ディアベッリとか、ル・クーペとか、初心者用のピアノ練習曲集を探すと頻繁に出てくる作曲者たちの色々な曲集から数曲ずつを寄せ集めて、難易度順に並べました、という感じのこの曲集。
「バイエル以外の曲も弾いてみたいけど、誰の、どの曲集から始めればいいのか分からない」状態だった私にはちょうど良かったです。
正直、「オルガン・ピアノの本」のシリーズとかと比べると、イラストの1つもなくストイックな感じで、「このシリーズは第1巻だけで良いかな~」と思ったりもしましたが(笑)、
今は、「シリーズの第2巻もやってみようかな?」という気になっています。
クラシックの基礎を固めるには良いかもしれない!