バイエルのほうは、今100番から106番を同時進行で少しずつ仕上げていっています。最終盤の曲はさすがに難しくて、マスターするまで結構な時間がかかりそうです。
さて、一方でこちらの練習も進めています!
ヤマハピアノライブラリー 初歩のピアノ練習曲集1
今日はその11番から20番までの感想を書いていきますね!
11番 アルベルティ・バスの伴奏/ツェルニー「リトルピアニスト」op.823より
こういうのはバイエルの上巻にたくさんあった記憶。
だからOK!問題なし!
12番 左手の和音奏/ツェルニー「第一課程練習曲(定位置での5指の練習)」より
おお、和音奏だ!
左手がハ長調の終止形?というのを2分音符か全音符で弾いている曲。
バイエルは「ドミソ」や「ドソミソ」みたいな分散和音の練習はたくさんあった(だから11番もすぐに弾けるようになった)けど、重音伴奏や和音奏は本当に少なかった。
なので今度は和音奏にも力を入れたい。というか和音というものの勉強と練習をまずやりたい!
13番 メロディーとバスの動き/テュルク
ポリフォニー系が来たー!!
メロディーが良い。右手のメロディーと左手のメロディーの関わりがとても良い。
あー多分これ、私ポリフォニー好きですね。難しいけど、簡単そうに見えてなかなか弾けないけど、それでも練習するのが楽しいです。
14番 分散和音奏とアーティキュレーションのつけ方/ツェルニー「リトルピアニスト」op.823より
ほとんどの音にスタッカートがついている。
ザ・練習曲という感じ……まあ、大丈夫!
15番 スタッカートとレガート(テーマとバリエーション)/フンメル
8小節の曲が4つ。最初の「テーマ」は全音符のみで、2番目、3番目は「テーマ」に音が加わっていくというスタイル。
なるほど〜、曲が少しずつ出来上がっていく過程を見るのは面白い。
ただ、最後のやつは結構弾きにくかったなぁ〜。簡単そうに見えるのに……。
人もそうだけど、曲も楽譜の見た目じゃ判断できませんね(笑)
16番 左手指広げの分散和音/ケーラー「やさしい練習曲」op.190より
簡単そうに見えるのになかなか難しいー!
基本的には左手の親指以外の位置は固定で、親指だけがあっちこっちへ動くんですよ。でも、親指の動きに気をとられているうちに他の指の位置の感覚が不確かになってしまって。
中指で弾くのが黒鍵なのも一因かなー。黒鍵を弾く時って手全体が浮くというか、指と鍵盤の位置感覚が崩れやすいですよね。
うーん、要練習。
17番 8分音符のスケールと重音伴奏/ツェルニー「こどものための練習曲」より
バイエルっぽい。けど、実はバイエルには少ない重音伴奏のパターン。
バイエルの重音伴奏は「単音+重音+重音(+重音)」が多い。つまり単音が先に来ることが多い。
重音が先に来る場合でも、その後の単音は重音より高い音であることが多い。
そんな中、この17番みたいに「重音が先」で、かつ「その後の単音が重音より低い音」というのは結構レア!
うん、良い練習になりました。
18番 3連符/ホルネマン「ホルネマン-シッテ 子供のためのピアノ教室」より
急にドラマチックな曲が来たー!良いね!
バイエルの時は3連符の練習と言えば左手の伴奏でひたすら「ドミソ」とか「シレソ」とか弾いてたけれど、この曲は3連符がメロディをなしていて新鮮!これは楽しい。
19番 右手の指の広がり/ツェルニー「こどものための練習曲」より
うん、右手の指の広がりを強化するための曲だなって分かりやすい。
ところでツェルニーさんの曲は早くもこれで5曲目なんですけど、何かこう……「ザ・練習曲」って感じで、あまり面白くないものが多いかも……(笑)
20番 カノンの動きと短調への移調/ブレスラウアー
カノンとしては簡単なタイプ。でも移調が面白い!


1つ目と2つ目の楽譜は、後半の1音を除いて見た目は完全に同じで違うのは調号だけ。1つ目がハ長調で2つ目がハ短調。ただこれらの曲を実際に弾く時の違いは、「ミ」が「ミ♭」になるだけ。
これだけでも長調と短調の雰囲気の違いが分かって面白い!
ヤマハピアノライブラリー 初歩のピアノ練習曲集(1) 11番から20番までの感想
この練習曲集は、わざと「バイエルの足りないところを補うような選曲」をしているのかな?と感じるくらい、「あー、こういうのバイエルにはなかったよね!!」と思うことが多かったです。
おかげで、私の「ピアノの基礎力」の穴を良い感じに埋めていけている気がします。次はどんな曲がくるのかな~。楽しみ!