さて、スケールとカデンツの練習です!
テキストはこちら↓
NEW こどものスケール・アルペジオ
本書の順番通りに、まずは1オクターブから!
ハ長調と同じ指使いの10調
まず練習するのは、ハ長調と同じ指使いをする10調。
その10調は、
- ハ長調
- ト長調
- ニ長調
- イ長調
- ホ長調
- イ短調
- ホ短調
- ニ短調
- ト短調
- ハ短調
ハ・ト・ニ・イ・ホの長調と短調ですね。
これらはみんな、ハ長調の「ドレミファソラシド」と同じ指使い。
つまり、右手の指番号が「1-2-3-1-2-3-4-5」、左手の指番号が「5-4-3-2-1-3-2-1」で上がっていきます。
これらのスケールと、それぞれのI・IV・V・V7 の4つのカデンツの練習をしていきます!
ハ・ト・ニ・イ・ホ長調&短調のスケールとカデンツをやってみた感想
ハ・ト・ニ・イ・ホの長調はバイエルでもやっていたので特に問題はなし!
イ短調もバイエルに出てきましたがまだ不安が残る習熟度なので、残りのハ・ト・ニ・ホの短調と一緒に優先的に練習することにしました。
短調、短調、ひたすら短調……。
何度も繰り返し弾いたおかげで、だんだんと短調の音の流れがわかってきた気がします。
弾き間違えたときに、ちゃんと「あ、違うな」って分かるようになりました♪
自然短音階、和声的短音階、旋律的短音階
というわけで短調の音の感覚はだいぶ掴めてきましたが、やっぱり「短音階には3種類ある」っていうのがかなり厄介!!
特に調号が増えてくると本当にややこしいですね!!
例えばト短調の第6音・「ミ」には♭(半音下げる)の調号がついているので、
- 自然短音階と和音短音階の時はミ♭で弾く
- 旋律的短音階の場合、第6音は上行する時には半音上げることになっている
→結果、ナチュラルの「ミ」になる
→そして下行するときには「第6音を半音上げるルール」が無効になる
→つまり、「ミ♭」になる
とか!!
(ちなみに、今使っているテキストには短音階は和声的・旋律的の2種類しか載ってません。でも臨時記号を外せば分かるので自然短音階も同時に練習しています。)
まあでも、「全音、半音、全音、……」という、短調を作る音と音との間隔の方を意識していけば、この調号がどうとか臨時記号がどうとかいう問題は乗り越えられそうです。
習うより慣れろとは言ったけど、やっぱり仕組みを習うのも大事だった……(笑)。