バイエル以外のテキストもやってみたいなと思って、こちらをやってみました!
新版 みんなのオルガン・ピアノの本2
フルカラー!音符が大きい!そして、挿絵が可愛い!
あー、やっぱり私は、こういう方がモチベーションが上がるー!
「新版 みんなのオルガン・ピアノの本 2」の難易度
さて、このテキストの難易度ですが、
PTNAのステップ
導入2、導入3、基礎1
臨時記号・調号
臨時記号は「♭」、「♯」、そして「♮」が登場します。調号はへ長調の「♭」1つのみ。
登場する音符
全音符、2分音符、4分音符、付点2分音符あたりがメインですが、8分音符も早い段階から登場します。
譜表・加線
大譜表のみ。ト音記号の譜表は上の加線1本、下の加線2本まで。ヘ音記号の譜表は上の加線2本まで。
指や手の動き
初期配置からの1音分程度の指の移動は早い段階から登場。終盤で4音分くらい移動する曲があります。手の交差は前半で登場。指越え、指くぐりはピアノソロ最後の曲で出てきます。
曲数・1曲の長さ
ピアノソロ30曲(「れんしゅう」をのぞく)、連弾2曲。短くて8小節、長くて16小節(ピアノソロ)。連弾だと24小節です。ピアノソロ曲の半分程度が8小節と短め。
こんな感じです。バイエルを基準にした難易度表示だと「バイエル上巻程度」とか「バイエル初級」とかになるだろうと思いますが、出てくる内容はバイエル上巻とは違うところが多いですねー。
「新版 みんなのオルガン・ピアノの本 2」の曲ごとの感想(1)
では、感想を書いていきます!
ヘンゼルとグレーテル
「D.C.」と「Fine」が登場!5指固定で、私でも初見で行ける曲!
こいぬ
3度の重音と2度の重音が登場。
「詞:ヤマハ」って書いてある……これのために、わざわざ歌詞をつけたんですねー。
確かに、歌詞があった方が歌えて覚えやすくて、良い!
ちゃいろのこびん
絵が可愛い!!好き!!
以前、この曲のジャズバージョンを聴いたことがあるんですけど、こんなにシンプルに簡単にアレンジできるものなんですねー。
曲は16小節と長くなりましたが、同じパターンの繰り返しなので大変になった感じはしません。
おもちゃのへいたい
5度の重音伴奏も出てきました。
「ファ」に「♯」の調号が付いていてト長調だと思うけれど、「ファ」の音は弾かず。これも16小節。
こんにちは
「ファソファソ」と「ミソド」の分散和音が登場。
新しい要素が登場するときは8小節の短い曲になるというのは初心者に優しい構成だと思う!
さよなら
「あれ……これ、弾いたことあるな?」と思ったら、これはバイエルの20番!バイエルの20番を両手ともに1オクターブ下げて、リピート記号をなくしたものです。
これにも「詞:ヤマハ」ということで歌詞がついてます。うん、やっぱり歌詞がついてカラーのイラストが付くと全然違う!!良い曲に聞こえてくるもの!!
やまのぼり
早くも手の交差が登場!
バイエルでは「手の交差」って80番まで出てこなくて、しかもそれが曲の難易度が爆上がりするタイミングだったので、「手が交差する」ということ自体に若干ビビってしまってる私がいるわけですが……(笑)
このテキストでは簡単な曲で登場させてて素晴らしいと思う!これなら「手の交差」に苦手意識が生まれにくいはず!
こねこ
真ん中の「ド」より1オクターブ高い「ドレミファソ」が登場。これは簡単♪
おやつ
前曲と似たような曲。
この「こねこ」と「おやつ」の2曲は「詞・曲:ヤマハ」らしいです。オリジナル曲も入ってるんですね。
おやすみなさい
「ドミソ」とか「シファソ」とか「ドファラ」みたいなメジャーな分散和音が登場。
この曲で初めて、右手も左手も指が初期配置から移動します!
むすんでひらいて
8分音符、指の移動、4度~6度の重音伴奏が出てきて、全体的にちょっとレベルアップした感じ!!
こうまがはしる
8分休符、付点4分音符、そしてアクセントが登場。「単音+重音+重音(+重音)」の伴奏も出てきました。
メロディーが楽しくて弾きたくなる曲!
ワルツ
「単音+重音+重音」の伴奏で、指が少し移動するパターン。
右手がシンプルなので、前曲「こうまがはしる」よりこちらの方が簡単かも?
かっこう
同じく「単音+重音+重音」の伴奏。前曲「ワルツ」より少し右手の音が増えた感じ。
ぶとうかい 〔作曲:ウェーバー〕
臨時記号の「#」が登場!それでいて、左手も右手もすこしずつ指が動くので初見は厳しかった。。。
らくだ
へー、おもしろい!
「詞・曲:ヤマハ」のオリジナル曲みたいですが、短くても雰囲気のあるメロディーで、臨時記号の練習にもなってとても良いです。「♮」が初登場。
インディアンのたいこ
前曲に続き、「詞・曲:ヤマハ」のオリジナル曲。
これも良いなー!「♭」、「♯」が臨時記号として出てきますが、「ミ♭」と「ファ#」で固定なので恐らくト短調の和声的短音階だと思います。
ミステリアスな感じがして好き!
短くて取り組みやすい曲がいっぱい!
というわけで、今回はここまでー!
バイエルと違って早い段階から8分音符や臨時記号、指の移動や手の交差が登場しますが、どの曲も短くて取り組みやすかったです。
あと、歌詞入りの曲が多いのも、覚えやすくて助かる!
音楽教室を多く展開するヤマハが作っているだけあって、細かいところまで良く考えられてますね~!