初見演奏の練習と基礎固めのため、私の中で「導入~基礎レベルの教材・曲集をどんどんやっていこう!!キャンペーン」を実施中です!
第1弾はこちら↓
「こどものバイエル ミッキーといっしょ レパートリー2」 (ヤマハ・ミュージック・メディア)
です!
この曲集の難易度は「バイエル8番~43番相当」とのことなので、PTNAのステップでいうと「導入1」、「導入2」、「導入3」ですね。
もっと詳しく言うと、この曲集は、
全音符、2分音符、4分音符、付点4分音符がメイン。ただし、最後の曲に少しだけ8分音符があります。
ほぼ白鍵のみ、ほぼ臨時記号なし。最後の曲に1カ所だけ臨時記号(ファ#)があります。
ト音記号の譜表のみ。上の加線3本、下の加線3本まで。
指越え、指くぐり、腕交差はなし。基本的に、5指は初期位置で固定。ただし、最後の数曲に手や指が動く箇所があります。
全36曲。1曲は短いもので8小節。全体としては16小節くらいのものが多いです。1番長いもので32小節(リピートあり)のものがありますが、基本的な形の繰り返しなので、長くて大変というほどではありません。
と、こんな感じです。タイトルに「バイエル」という言葉を入れているだけあって、しっかりバイエルに準拠してますね!
では、曲ごとの感想を書いていきます。まずは1番から21番まで!
4分の4拍子、4分音符・2分音符・全音符のみ、12小節中6小節は片手による演奏のみ。両手で弾くところも、左手は「ソ」を押しているだけか、右手と同じ動き。
これくらいなら私でも初見演奏できる!!
4分の2拍子が登場。難易度は1と同じくらい。
両手で弾く小節は、右手と左手で違う音価・動きになった。初見時にちょっとだけつまづく(早いw)
ハンガリー民謡ですって。短調っぽい響き。
右手が「ドレミ」とか「ソファミ」とか2度の音程で上がったり下がったりするのがメイン。左手は「ソ」を弾いているだけなので楽。これも初見できる。
えっと……主に右手がメロディを弾いているのだけど、時々左手が1音だけメロディに参加して、そのあとすぐに伴奏に戻るっていう形なんですね。わー、これ苦手―!
ほとんどの小節で、右手と左手が同じ動きをしている。これは簡単!!
これも簡単だし、8小節しかない。初見でいける。
メロディを右手と左手で完全に分割していて、両手で同時に弾くところがない。かなり簡単!
右手の音が下がってくるときに左手の音が上がってくるところがある。ただし、右手が「5→4→3→2→1」なのに対して左手は「5→5→4→3→2」なので、鏡のような動きではない。というところに初見時はつまづいた。も~、それくらい頑張って私!!まだバイエルの10番台相当だよ~!
付点4分音符が登場!でも、聴いたことのあるメロディなので初見でも問題なく弾ける。
「ドソレソ」みたいな5度、4度の音程が登場して、左手が伴奏っぽくなってきた。それは問題ないのだけど、「おそらのほしよ」の「よ」のところだけ左手が担当しているという状況にやっぱり一瞬混乱してしまう(笑)
短調っぽい。実際にイ短調なのかな。たまにはしんみりした曲も良いですね。
良い曲。初見でもほぼ弾けた。とはいえ、それまでずっと2分音符で上がり下がりしてた左手に急に「付点4分音符+4分音符」の組み合わせがきただけで若干緊張しちゃうあたり、まだまだなのです。
4分の3拍子が登場。右手が「ドーミ(2分音符+4分音符)」のときに左手が「ミミソ(4分音符が3つ)」、というようなところが何か所もあるのだけど、これ右手も「ドドミ」って弾きたくなるし初見の時は実際に何回か弾いてしまった。曲自体は簡単。
すごいな~、本当にバイエルっぽい編曲になってる。最後を「ミソド」で締めるところが完全にバイエル(笑)
これは特につまづくところがなかった。弾きやすい!
これも4番と同じくハンガリー民謡らしいんですが、「ドレソー」とか「ドレソレ」とか「ドファソレ」とか今までになかった分散和音が出てきて新鮮!
ツェルニー初登場。バイエルをやっていた人間にはとても弾きやすい曲。ハ長調感にあふれてる。
スタッカートを意識しなかったら初見でも弾けたと思うんだけど、意識したらそれだけで崩れました。全然関係ない音をスタッカートがついているみたいに弾いちゃったりして。難しいな~!(曲自体はちゃんと簡単)
あ~~、左手から右手にメロディがつながるやつか~~。小節をまたいだりもするし、とても掴みにくくて弾きにくい。これは初見どころではない。要練習。
「片方の手からもう片方の手にメロディをつなげるのが苦手」という、私の弱点が明らかになってしまいました。
確かに、バイエル本体の方には、そういうのなかったわ……。今のうちに克服しておきたい!
というわけで、次回に続きます!