ピアノ・ペダルテクニック(8) Exercise 3 非和声音を含む旋律1

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今日は、こちらのテキストから↓

ピアノ・ペダルテクニック ~ピアノの美しい響きと表現のために~ 基礎編 【DVD付】

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「非和声音を含む旋律」を弾くときのペダリングを学んでいきたいと思います!

ちなみに、「ピアノ・ペダルテクニック」に関する他の記事はこちら↓

ピアノ・ペダルテクニック – ピアノの美しい響きと表現のために –

非和声音を含む旋律とペダリング

さてさて、今回の課題曲はグルリットの「聖歌」です。

今回の課題である「非和声音を含む旋律」は、例えばここ(※上段、下段ともにト音記号です)↓

右手が「ドーレミ」、左手は「ミ・ソーーー」なので、基本的にはCメジャー(ドミソ)の小節です。

でも、そこに「レ」という非和声音が入っているので、この音がある間はペダルを上げましょう、ということなんですね。

表にすると、こんな感じでしょうか。「↓」は打鍵、「→」はそのままキープです。

2.5拍目3拍目3拍目の直後
右手
左手
右足ペダル上げる踏む

この部分で既に苦戦したものの、これは割と早い段階でクリアできました♪



左手の休符が追加された途端に大苦戦

……が、大苦戦したのは後半です↓

右手は前半とほぼ同じ感じですが、左手の3拍目が休符になっています。

図にすると、

2.5拍目3拍目3拍目の直後
右手
左手
右足ペダル上げる踏む

違うのは、左手の3拍目だけなんですよ。

でも、これだけで難易度が爆上がりしたんです!!!

右足と左手が連動する?

まず、2.5拍目のペダルを上げるところで、同時に左手も離鍵してしまう

かといって、左手を離鍵しないように強く意識すると、今度は右足がペダルを上げられなくなる。

つまり、右足(ペダル)と左手が連動してしまうんです。

この連動が、なかなか断ち切れず……。

「なんで、この程度のことができないの〜!?」

と自分自身に苛立ちを隠せませんでした……。

でも、かなーーーりゆっくり弾いてみたり、8分の6拍子のつもりで拍を取ったりして、なんとか、なんとか、右足と左手の連動を断ち切ることには成功しました!



離鍵とペダルを踏むタイミング

が、喜びも束の間、今度は「左手の離鍵とペダルを踏むタイミング」問題が発生。

2.5拍目3拍目3拍目の直後
右手
左手
右足ペダル上げる踏む

2.5拍目には音をキープしていなければいけないが、3拍目には離鍵しなければいけない左手と、

3拍目の「直後」に踏まなければいけないペダル。

左手の離鍵が遅かったり、ペダルが早すぎたりすると、左手の重音にペダルが効いてしまう

→左手の音が3拍目に残る

左手が「休符」じゃなくなる

……ということになるわけです。

3拍目で左手の重音の音が残っているのが聴こえるたびに、「あああ……orz」ってなってました(笑)

これも、ゆーーーっくり、0.5拍ずつ練習して、何とか成功率が8割を超えることができました!!



ペダルの効果

今回のエクササイズでは、私は特に「左手の離鍵が早い・遅い」ことが多かったです。

ペダルを使うと離鍵のタイミングの不正確さが分かりやすくて、「今までいかに自分の離鍵のタイミングが曖昧だったか」を思い知らされましたね……。

白状すると、ペダルって「ちょっとしたボロを隠してくれるもの」みたいなイメージがあったんですが(すみません)、実際に使ってみたら「ボロを目立たせるもの」でした。反省……。

良い演奏にペダルを使えば、より華やかにできる。

一方で、イマイチな演奏にペダルを使うと、より一層イマイチな感じになる!

あああ、もっと練習しなきゃ!!

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