ブルクミュラー25の練習曲(6)「進歩(Progrès)」その3 難易度と弾いてみた感想

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「進歩 (Progrès)」その1: イメージトレーニング

「進歩 (Progrès)」その2: 個人的な曲の解釈

の続きです!

今日はブルクミュラーの「進歩(Progres)」(教本によっては「前進」と訳されています)の難易度についてと、実際に弾いてみた感想を書いていきますね!

「進歩(Progres)」の難易度

まずは、この曲の難易度をざっくり書いていきます!

PTNAのステップ:基礎4~応用2

PTNAのステップだと、この曲は「基礎4・基礎5・応用1・応用2」に分類されています。

全23段階のうちの、下から7〜10番目です。

演奏の完成度が高ければ、この曲でも「応用2」を合格できたりするんですね。

ただ、実はPTNAのステップでは「ブルクミュラー25の練習曲」の全曲が「基礎4〜応用2」となっています。

一方で、市販の曲集ではよく「ブルクミュラー前半程度」「ブルクミュラー後半程度」と難易度が2つに分けられているのを見かけますよね。

なので個人的には、この曲(6番目)を含む「ブルクミュラー前半」の曲が「基礎4・基礎5」、「ブルクミュラー後半」の曲が「応用1・応用2」レベルなんじゃないかなーと思っています。

バイエル:80~106番相当

ちなみにバイエルだと、80番〜106番に相当します。

バイエルの80番〜90番がPTNAの「基礎4」、91番〜106番が「基礎5」なんですね。

一通りバイエルをやってみた私から見ても、確かにこの曲は「バイエル80〜90番台くらいかな」という感じです。

ただ、バイエル100番台よりは簡単だと思います!

バイエルの100番台は結構難しかったから……!!

「進歩(Progres)」のハイライトと弾いてみた感想

というわけで、ここからは私が「進歩」を実際に弾いてみた感想をパートごとに書いていきますね!!

10度のユニゾン

最初は左手が「ド」、右手が「ミ」から始まるスケール。

そして次に、左手が「ミ」、右手が「ソ」から始まるスケール。

このユニゾンは、良い感じにスケールの練習になりました!

テキストには、

10度離れた音階を美しく揃えて弾くためには、一気に弾いてしまう癖がつかないように、音をよく聴きながら、ゆっくり注意深く練習を重ねることが大切です

「こどもピアノレッスン 新 こどものブルクミュラー 25の練習曲 表現力がぐんぐん育つ!はじめてのイメージトレーニング」より

とあったので、勢いに任せて「ダーッ!」と弾かないように気を付けました。



アクセント&スラー&スタッカートを繰り返しながらの手の移動

ここは、人生の壁にぶち当たって転落していく場面ですね……(※私が勝手にそう解釈しているだけ)

強拍(1拍目)の後半、「アップビート」っていうのかな、そこにアクセントがあって、最初はうまくリズムが取れませんでした。

でも、右手が動く間、左手は重音の全音符のみ。その逆も同じ。

なので、練習がしやすかったです。

脳のメモリ不足にはならなかった(笑)

ポリフォニー風な部分

個人的に、「進歩」で一番難しかったところはココ!

ユニゾンでもなく、重音伴奏でもなく、左手と右手がそれぞれに動いているところです。

こういうのって何度やっても難しい……!!

でも今回は、右手に「拠点」があったから何とかなりました。

前半は真ん中の「ミ」、後半は1オクターブ上の「ミ」が拠点になってるんですよね。

この拠点のおかげで、何とか迷子にならずに済みました!

ピアノ歴1年5ヵ月の私には

総合すると、ゼロからピアノを始めて1年5ヵ月の私には、

「♩(四分音符)=70-80」くらいのテンポで弾いてもいいなら、ちょうどいい難易度でした。

アレグロは無理!!

原典のテンポは「♩=132」らしいですが、そんなの挑戦する気も起きないくらい無理です!!(笑)

あーそうか、なるほど、もしこの曲を「♩=132」で弾きこなせたら、それは確かに「応用2」のステップをクリアするだけの実力があるってことなんだろうなぁ。

私はまだまだ「基礎4」くらいです。

でも良い練習になっているので、やっぱりブルクミュラーは続けていこうと思います!

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