「ブルクミュラー 25の練習曲」の5曲目です!
テキストは引き続きこちら↓
こどもピアノレッスン 新 こどものブルクミュラー 25の練習曲 表現力がぐんぐん育つ!はじめてのイメージトレーニング
今回も、ブルクミュラー恒例のイメージトレーニングからやっていきます!
「無邪気 (Innocence)」のイメージトレーニング
うーん、「無邪気」ねぇ……。
“innocence”の意味
まず、 “innocence” という言葉の意味を調べてみると、
innocence
無罪、潔白、純潔、純真、無邪気、天真爛漫(らんまん)、単純、無知、無害、無毒
<出典: Weblio英和辞典>
罪がない、邪気・悪気がない、穢れがない、複雑さがない、知識がない、害がない、毒がない。
とにかく、「ネガティブなもの」が「ない」状態なんですね。英語の語源の方を調べても、そんな感じでした。
うーん、でも、これは多分、どちらかといえば「ネガティブなもの」の方に意識が行っているんだろうな。
疑いをかけられたから、「私は無実だ」って言う。
汚れた大人たちを見ているから、無邪気な子供たちが眩しく見える。
嫌なことがあるから、それが無い状態に憧れる。
そもそも、汚れた人間たちを見たことがなかったら、そうじゃない人間を見て「あの人は無邪気だなぁ」とか思わないもんね。
ネガティブなものを見ちゃったからこそ分かってしまう “innocence” なんでしょうね。
どんな風に弾いたら “innocence” に聴こえる?
で、どんな風に弾いたら “innocence” な感じに聴こえるかっていうと……。
うーん、ネガティブが先にあるわけだから、まずは「どんな風に弾いたら罪深く、邪悪に、穢れあるように、複雑に、毒々しく聴こえるか?」を考えて、それが「無い」演奏をすればいいのでは?
じゃあその、邪悪な感じの演奏ってどんなんだろう??
音を歪ませるとか?
調律がされてないとか?
複雑なアレンジ?
歌でいうところの「がなり」を入れるとか?
うーん、、、
ど れ も で き な い !
やろうと思ってもできない(笑)!!
今の私には、邪悪な感じの演奏にするための設備も知識も技術もない。
それはつまり、今の私の演奏は邪悪な感じになりようがないっていうことですよね??
すなわち、今の私なら、とにかく弾くだけで「無邪気」な感じになるってこと!!
そんなわけで今回の結論は、
「初心者は余計なことを考えず、一生懸命弾けばいい。それが最も無邪気な感じになるから」
となりました。
というわけで、今日はここまで!
実際に弾いてみた感想はまた次回に書きますね~!